2024年の夏、Oasisが再結成されると知った時はとても衝撃的でした。
知らない方からしたら「Oasisって何者?」ですが、ファンからしたら「マジで!?あり得ない!(嬉しい)」っていうレベルです。X(旧Twitter)のトレンドにももちろん上がって来ていましたが、「オアシス再結成」ではなく「オアシズ再結成」がトレンド入りしていたことはネタなのか本当に知らない方達が違う解釈をしたのかは謎です(個人的にはオアシズ再結成の字面で面白いです)。オアシズのお二人もさぞびっくりしたことでしょう…。
Oasisが歌ってきた曲の中には日本のCMに使われている曲もあり、映画に使われている曲もあります。知らない方もこの曲を耳にしたら、「これ聴いたことある」と必ずなるはず。
今回は、そんなOasisの王道であり絶対に聴くべき名曲10選をご紹介します。
絶対に聴くべき名曲10選
Wonderwall(1995年)
『Wonderwall』は、イギリスのロックバンドOasisが1995年にリリースした楽曲で、Oasisの代表曲の一つとされています。この曲はOasisのアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」に収録され、全世界で大ヒットしました。
また、『Wonderwall』は90年代のブリットポップの象徴的な曲として評価され、Oasisの成功に大きく貢献しています。特徴のあるイントロやメロディ、印象的な歌詞は、今も多くの人々に愛され、カラオケやギターなどでも歌われ続けている、そんな一曲です。

Don’t Look Back in Anger(1995年)
『Don’t Look Back In Anger』は、イギリスのロックバンドOasisのノエル・ギャラガーによって作曲され、1995年にリリースした楽曲です。この曲はオアシスのアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」に収録され、全世界で大ヒットしたとともに、Oasisのアンセムとして愛されています。
また、この曲は日本の映画『BECK』の中で歌われています。
映画の中でコユキ(佐藤健)がギターを弾きながら歌うシーンがあり、その場面で『Don’t Look Back In Anger』が演奏されます。歌詞の中で「過去を振り返るな」というメッセージが込められており、映画の登場人物たちが抱える悩みや心の葛藤とリンクしているのが非常にマッチしており、より一層感情が引き立てられます。

Live Forever(1994年)
1990年代のイギリス音楽シーンを席巻したOasisの代表曲『Live Forever』。この曲の歌詞は、リアム・ギャラガーの友人であるアンドリュー・ジョンソンの死を受けて書いたものと言われています。

Champagne Supernova(1995年)
1995年のアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」のラストを飾る一曲。この曲は約7分半とJ-POPには見られない程長めですが、ゆったりとしたギターのアルペジオから始まり、次第にサイケデリックな雰囲気で盛り上がりのあるメロディになっています。
ノエル・ギャラガーによる歌詞は、明確な意味よりもイメージや感覚を重視しており、「Champagne Supernova(シャンパンの超新星)」という言葉自体も、現実離れした幻想的な響きを持っています。リリースから30年近く経った今も、多くのファンに愛され続ける、Oasisの代表的アンセムのひとつです。
Supersonic(1994年)
1994年にリリースされたOasisのデビューシングルで、荒々しくもカリスマ的なロックンロールスピリットを体現した楽曲です。
この曲はもともと、別の楽曲のレコーディング中に誕生したもののよう。バンドがマンチェスターの The Pink Museum Studios で『Bring It on Down』を録音しようとしていた際、ノエルがギターで即興的にリフを弾き始め、その場で歌詞を書き上げたと言われています。そんな歌詞は、深い意味よりも響きのカッコよさを優先したもので、「I know a girl called Elsa, she’s into Alka-Seltzer(エルサっていう女を知ってる 彼女はアルカセルツァが好きなんだ)」のように韻を踏むなど、即興ならではの言葉遊びがたまらなく良いです。
Some Might Say(1995年)
『Some Might Say』は、1995年にリリースされたOasis初の全英シングルチャート1位獲得曲で、セカンドアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」の先行シングルとして発表されました。歌詞には「Some might say that we will find a brighter day(誰かが言うさ、俺たちはもっと輝く未来を見つけるって)」というポジティブなメッセージが込められつつ、日常の不満や希望を織り交ぜたノエル・ギャラガーらしい詩的な表現が散りばめられています。
この曲のレコーディングを最後にオリジナルメンバーである、ドラマーのトニー・マッキャロルがバンドを脱退し、ノエル自身も「Oasisの本質を最もよく表している曲」と語るなど、バンドのサウンドを象徴する曲として知られています。
また、この曲のシングルのB面には『Acquiesce』『Talk Tonight』『Headshrinker』など、ファンから絶大な支持を受ける名曲が収録されており、「B面とは思えない豪華な内容」と話題になりました。特に『Acquiesce』は後にベストアルバムにも収録されるほどの人気曲です。
Cigarettes & Alcohol(1994年)
『Cigarettes & Alcohol』は、1994年にリリースされたOasisの4枚目のシングルで、デビューアルバム「Definitely Maybe」に収録されている曲です。メロディはいつもの荒々しいギターリフで、歌詞は労働者階級の若者たちの不満や欲望をストレートに歌い上げたアンセムとなっています。「タバコと酒、それが人生を楽しむ唯一の方法だろ?」といった、退屈な労働から抜け出すための字多大的な楽しみ方が描かれ、当時のイギリスの若者たちが抱えていた社会への不満やフラストレーションを代弁するような表現が面白いです。特に「人生にはもっといいものがあるはずだ」というフレーズは、Oasisのシンプルでありながら反骨精神が滲み出るメッセージ性を感じられます。
Roll With It(1995年)
『Roll With It』は、1995年にリリースされたOasisのシングルで、セカンドアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」に収録されました。歌詞には「細かいことは気にせず、流れに乗れ!」というポジティブなメッセージが込められています。メロディの疾走感からも雰囲気は感じ取れますね。
この曲は、イギリスの音楽史に残る「ブリットポップ対決」 を引き起こしたことで有名です。OasisとBlurが同日にシングルをリリースし、チャート争いを繰り広げた結果、Blurの「Country House」が1位を獲得し、Oasisの「Roll With It」は惜しくも2位に。しかし、Oasisはその後のアルバム売上で圧倒的な成功を収め、最終的にはブリットポップの勝者としての地位を確立しました。OasisとBlurは同じ時代のバンドであるがゆえに、メディアにライバル関係に仕立て上げられたようです。実際にもお互いを罵り合ったり噛みつき合ったりして犬猿の仲で有名なのも、ロックで片付けていいのか分かりませんが、ロックですね。
The Masterplan(1995年)
『The Masterplan』は1995年にリリースされたOasisのシングルで、セカンドアルバム「(What’s the Story) Morning Glory?」のB面として収録されています。この曲はメロディは至ってシンプルではありますが、人生や運命についての哲学的な歌詞が特徴的です。歌詞には「全ては計画の一部だ」「すべてがうまくいく」といった人生においての希望的な意味が込められており、ノエルの「人生には大きな意味や目的がある」という考えが反映されています。B面としてリリースされたにもかかわらず、ファンから非常に高く評価され、Oasisのベストアルバムやライブでもよく歌ってくれる曲です。
Stand by Me(1997年)
『Stand by Me』は、1997年にリリースされたOasisのシングルで、アルバム「Be Here Now」からの一曲です。歌詞には友情や思いやりといった点をテーマにしており、特に「どんな困難な時も君のそばにいるよ」というメッセージが込められています。
また、この曲のタイトルは、アメリカのソウル歌手ベン・E・キングの名曲『Stand by Me』からインスパイアを受けたと言われていますが、Oasisの『Stand by Me』は直接的なカバーではなく、Oasisらしいオリジナルな解釈が加えられています。
まとめ
今回は、Oasisの聴くべき名曲10選をご紹介しました。
当時のブリットポップを象徴するOasis。前代未聞の兄弟喧嘩で解散してそれぞれが音楽を続けていましたが、突然の奇跡レベルの再結成報道。なんと15年振り。これは皆さん衝撃過ぎるほどの衝撃を受けましたよね。
日本でもライブが開催されるとのことですが、直前でキャンセルになることなく無事最高のライブになることを心より望んでおります(喧嘩、前日の飲み過ぎはご勘弁)。




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