デロンギの全自動コーヒーマシンを調べていると、必ず目に入る「カフェ・ジャポーネ」。
一方で検索すると、
カフェ・ジャポーネ まずい
カフェ・ジャポーネ 薄い
カフェ・ジャポーネ 合わない
といった、少し不安になる言葉も並びます。
実際に飲んでみて、「正直、思ってた味と違う」「薄いし、微妙かも…」と感じた人も少なくありません。
ただ結論から言うと、カフェ・ジャポーネは“出来が悪いコーヒー”ではありません。評価が割れる理由は、味そのものよりも 「期待・好み・設定のズレ」 にあります。
この記事では、
- なぜ「まずい」「薄い」と感じるのか
- カフェ・ジャポーネが合わない人・ハマる人の違い
- 美味しく感じやすくなる具体的な設定方法
を、検索してきた疑問に真正面から答える形で解説します。
カフェ・ジャポーネとは?どんなコーヒーなのかを簡単に説明

カフェ・ジャポーネは、デロンギが日本向けに独自開発した抽出メニューです。
ポイントは、「ドリップコーヒー」でも、「アメリカーノ」でも、「エスプレッソを薄めたもの」でもない、という点。
構造的にはエスプレッソマシンを使いながら、
- 抽出時間をやや長めに
- 湯量を多めに
- ただし高圧抽出は維持
することで、「エスプレッソの香り・コクを残しつつ、日本人が毎日飲みやすい味」を狙って設計されています。
つまりカフェ・ジャポーネは、「エスプレッソマシンを、日本の飲み方に寄せた結果生まれた中間的な存在」です。
この“中途半端さ”が、評価が分かれる最大の理由でもあります。
※エスプレッソとの違いや抽出構造をもう少し詳しく知りたい方は、「カフェ・ジャポーネとは?エスプレッソとの違い|マグニフィカ対応機種も解説」で整理しています。

カフェ・ジャポーネが「まずい・薄い」と言われる4つの理由
まずい・薄いと感じる理由は、大きく分けて4つあります。その多くは「味が悪い」より「期待とのズレ」が原因です。
理由① ドリップコーヒーを想像すると、期待と味がズレる
「日本向け」「レギュラーコーヒーに近い」という言葉から、多くの人が想像するのはドリップコーヒーです。
しかし実際のカフェ・ジャポーネは、
- 透明感よりもコク重視
- 香りはエスプレッソ寄り
- 後味に独特の厚みが残る
という特徴があります。
そのため、「ドリップだと思って飲んだ」→「軽いのに、なんか違う」→「薄くて美味しくない」という感想に繋がりやすいです。
つまり、味が悪いというより、“思っていたジャンルと違う”ことが原因です。
理由② 豆との相性が悪いと、欠点が強調されやすい
カフェ・ジャポーネは高圧抽出のため、豆の特徴がそのまま出やすいです。
特に評価を落としやすいのが、
- 深煎りすぎて苦味が強い豆
- エスプレッソ専用で重たい豆
- 鮮度が落ちた豆
こうした豆を使うと、
- 薄いのに苦い
- コクが重たく感じる
- エグみが残る
といった「最悪のバランス」になりやすく、「まずい」と感じる原因になります。
理由③ 初期設定のままで飲んでいる人が多い
実は、このケースはかなり多いです。
- 濃度を触っていない
- 湯量もデフォルトのまま
- そもそも調整できることを知らない
マグニフィカシリーズは、設定次第で味がかなり変わるマシンです。
初期設定は「無難」ではありますが、人によっては明確に薄く感じます。これは味の問題というより、使いこなせていないだけの場合が非常に多いです。
なお、マグニフィカシリーズは機種によって調整できる項目がかなり違います。「これから買うならどれがいいのか」「今の機種で何ができるのか」を知りたい方は、「【デロンギ全自動コーヒーマシン】マグニフィカシリーズ比較|違いとおすすめは?」で詳しく解説しています。

理由④ エスプレッソ系の香り自体が苦手
どれだけ調整しても、カフェ・ジャポーネは完全なドリップにはなりません。
そのため、
- エスプレッソの香りが苦手
- 苦味に敏感
- 酸味が主体の浅煎りが好き
という人にとっては、どうしても「合わない」と感じる可能性があります。
これは欠点ではなく、純粋に好みの問題です。
カフェ・ジャポーネが合わない人の特徴
以下に複数当てはまる場合、カフェ・ジャポーネは満足しにくい傾向があります。
- ドリップ特有のスッキリ感が好き
- 苦味は極力少ない方がいい
- 浅煎り・フルーティ系が好み
- エスプレッソの香りが苦手
この場合、無理にカフェ・ジャポーネを調整するより、ドリップ専用機の方が幸福度は高いです。
ここまで読んで、「自分にはカフェ・ジャポーネが合わないかも」と感じた方は、そもそもこのコーヒーがどんな位置づけなのかを、一度整理しておくのもおすすめです ↓
カフェ・ジャポーネがハマる人の特徴
一方で、次のような方にはかなり相性がいいです。
- ブラックコーヒーを毎日飲む
- マグカップでゴクゴク飲みたい
- ドリップだと物足りない
- エスプレッソは濃すぎる
この層にとって、カフェ・ジャポーネは「現実的で、毎日継続して飲みやすいコーヒー」になります。
カフェ・ジャポーネを美味しくする設定方法
「薄い」「イマイチ」と感じた場合、原因は豆よりも設定にあることが少なくありません。
マグニフィカシリーズは、全自動でも味の調整幅が広いマシンです。初期設定のままだと、人によっては本来のコクが出にくいこともあります。
設定自体を大きく変える必要はありません。ほんの少し触るだけで、印象は大きく変わるはずです。
濃度は「やや濃い目」にする
カフェ・ジャポーネが「薄い」と感じる場合、まず最初に触るべきなのはコーヒー濃度の設定です。
初期設定は万人向けにかなり控えめになっているため、ブラックで飲む人ほど「味がぼやけている」「コクが足りない」と感じやすくなります。
濃度を一段階上げると、「苦味だけが強くなる」「エスプレッソっぽくなる」というよりも、「味の輪郭がはっきりする」「香りとコクが立体的に感じられる」といった方向に変化します。
「濃すぎるかな?」と不安になる必要はなく、まずは“やや濃い目”を基準にして問題ありません。
湯量は少しだけ減らす
次に見直したいのが湯量です。
初期設定の湯量はマグカップで飲むことを想定して多めに設定されていますが、その分、味が間延びしてしまうことがあります。
特に、「濃度は上げたのにまだ薄い」「後半になると水っぽく感じる」という場合は、湯量が原因になっている可能性が高いです。
ポイントは、「極端に減らさない」「満水より少しだけ少なめ」といった程度で十分です。
湯量を少し絞るだけで、コクと香りのバランスが一気に整うことも珍しくありませんので、ぜひ試してみてください。
豆は中煎り〜中深煎りが安定
カフェ・ジャポーネは高圧抽出のため、豆の個性がそのまま味に出やすい抽出方法です。
そのため、
- 浅煎り:酸味が前に出すぎて、軽さだけが強調されやすい
- 深煎り:苦味や重たさが目立ち、後味がくどくなりやすい
という傾向があります。
失敗しにくく、カフェ・ジャポーネの良さを活かしやすいのは中煎り〜中深煎りの豆です。
このレンジの豆であれば、
- コクはあるが重すぎない
- 香りが立ちやすい
- マグカップで飲んでもバランスが崩れにくい
という、カフェ・ジャポーネ向きの味になりやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. カフェ・ジャポーネはエスプレッソと何が違うの?
A. 抽出方法はエスプレッソマシンですが、味の方向性が大きく異なります。
エスプレッソは短時間・少量で濃縮感を楽しむのに対し、カフェ・ジャポーネは湯量を多めに使い、マグカップで飲みやすい味に調整されています。
そのため「エスプレッソほど濃くないが、ドリップよりコクがある」という中間的なポジションのコーヒーになります。

Q. どうして「薄い」と感じる人が多いの?
A. 初期設定のまま飲んでいるケースが非常に多いためです。
マグニフィカシリーズの初期設定は、クセが出にくい反面、ブラック派の人には物足りなく感じやすい傾向があります。
濃度を一段階上げる、湯量を少し減らすだけでも、「薄い」という印象は大きく変わることが少なくありません。
Q. カフェ・ジャポーネはどのマシンでも作れる?
A. デロンギの全自動コーヒーマシンでも、すべての機種がカフェ・ジャポーネに対応しているわけではありません。
主にマグニフィカシリーズなど、日本市場向けモデルに搭載されている機能です。
対応機種や設定できる範囲はモデルごとに異なるため、購入前に確認しておくと失敗しにくくなります。

Q. どうしても合わない場合はどうすればいい?
A. 無理に飲み続ける必要はありません。
カフェ・ジャポーネは万能ではなく、ドリップの透明感や浅煎りの酸味が好きな方には合わない場合もあります。
「自分の好みとは違った」と判断できることも大事です。
まとめ|カフェ・ジャポーネは「合う人には正解、合わない人には合わない」
カフェ・ジャポーネは、「万人向けのコーヒー」「誰でも美味しく感じる味」ではありません。
ただし、
- 日本人の飲み方
- 毎日のブラックコーヒー
- 手軽さとコクのバランス
を重視する人にとっては、非常に完成度の高い選択肢です。
「まずい」「薄い」と感じた場合も、それは失敗ではなく、期待・好み・設定が合っていないだけかもしれません。少し調整して、それでも合わなければ、「自分には合わない」と判断できることだけでも十分かなと思います。
その判断材料として、この記事が役に立てば嬉しいです。
カフェ・ジャポーネをより深く理解したい場合は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

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