今回ご紹介する内容は、『孤狼の血』シリーズ一覧です。
映画『孤狼の血』シリーズは、柚月裕子さんの小説『孤狼の血』を原作として映画化された作品です。
– 映画の内容をざっくり知りたいけど、ネタバレは避けたい…
– キャラクターが多くて誰が誰か整理したい…
– 原作との違いも気になるけど、複雑で分かりにくい…
映画『孤狼の血』シリーズは、緊張感あふれる抗争劇と濃密な人間ドラマで人気を集めています。本記事では、シリーズをより分かりやすく楽しむために、映画のあらすじを簡潔にまとめています。さらに、原作との関係性も押さえることで、原作と映画がどんな風にリンクしているのか把握できるはず!
歴代作品一覧
公開作品 | 作品概要 |
---|---|
![]() | 『孤狼の血』 公開:2018年 監督:白石和彌 |
![]() | 『孤狼の血 LEVEL2』 公開:2021年 監督:白石和彌 |
『孤狼の血』(2018年)

作品情報
タイトル | 孤狼の血 |
---|---|
製作年/国 | 2018年/日本 |
上映時間 | 126分(2時間6分) |
ジャンル | ヤクザ・任侠 |
監督 | 白石和彌 |
脚本 | 池上純哉 |
原作 | 柚月裕子 |
キャスト | 役所広司 松坂桃李 真木よう子 滝藤賢一 音尾琢真 中村倫也 江口洋介 ピエール滝 竹野内豊 他 |
予告動画
配信サービス
あらすじ
昭和63年、広島の架空都市・呉原市では、尾谷組と県内最大勢力・五十子会傘下の加古村組が静かににらみ合っていた。ある日、加古村組に関連する企業の社員が行方不明となり、街には不穏な空気が漂う。ベテラン刑事で刑事二課主任の大上章吾(役所広司)は、新米のエリート日岡秀一(松坂桃李)とともに捜査に乗り出す。
日岡は大上の冷徹さと、目的のためには違法捜査もいとわないやり方に疑念を抱く。尾谷組と加古村組の影が交錯する街角で、二人は情報を集め、危険な駆け引きに巻き込まれていく。やがて、大上が殺人事件に関与している可能性が浮上し、日岡は告発を考えるが、そこには予想もしなかった真実が隠されていた。
抗争の影と警察の暗闘が交錯する呉原市の夜、日岡は正義と現実のはざまで揺れながら、街の秩序を守るために決断を迫られる。大上の行動の裏にある信念と犠牲、そして日岡の成長が描かれ、観客は緊張と共感の中で物語の核心に引き込まれる。
『孤狼の血 LEVEL2』(2021年)

作品情報
タイトル | 孤狼の血 LEVEL2 |
---|---|
製作年/国 | 2021年/日本 |
上映時間 | 139分(2時間19分) |
ジャンル | ヤクザ・任侠 |
監督 | 白石和彌 |
脚本 | 池上純哉 |
原作 | 柚月裕子 |
キャスト | 松坂桃李 鈴木亮平 滝藤賢一 村上虹郎 西野七瀬 中村梅雀 早乙女太一 斎藤工 他 |
予告動画
配信サービス
あらすじ
広島の架空都市・呉原市を拠点にした暴力団「尾谷組」と、県内最大勢力の「広島仁正会」の抗争に終止符を打ち、警察組織や暴力団の双方から一目置かれる存在となった日岡。しかし、彼によって保たれていた街の秩序は、上林成浩(鈴木亮平)の出所によって徐々に崩れ始める。
出所直後、上林は服役中に因縁のあった刑務官宅を訪れ復讐を果たす。彼は3年前の抗争で尾谷組組長・一之瀬(江口洋介)によって失われた「広島仁正会」傘下「五十子会」会長・五十子正平(石橋蓮司)の忠臣であり、会長の仇を取るため、抗争回避を望む組の上層部に対しても牙をむき暴走する。
上林が五十子会長殺害の黒幕に迫る中、日岡は弟分のチンタ(村上虹郎)を上林組に潜入させ、情報を探らせる。街の秩序を守ろうとする日岡と、復讐に突き進む上林の対立が、呉原市の緊張をさらに高めていく。
原作(小説)と映画の関連性

冒頭でもお伝えしたように、映画『孤狼の血』は小説が原作となっており、その小説の作品順は以下のようになっています。
- 小説『孤狼の血』(2015年8月29日)
- 小説『凶犬の眼』(2018年3月30日)
- 小説『暴虎の牙』(2020年3月27日)
映画においては、第1作目の同名タイトルがベースとなって実写化されています。
ただ、実写化に当たっては原作の事件順序やキャラクター設定が調整されていて、映画オリジナルの演出やエピソードも加えられています。そのため、「原作第1作目のストーリーを踏まえつつ、映画独自の展開がある」といった内容になっているようです。
映画の続編である『孤狼の血 LEVEL2』は、原作シリーズの続編とは直接関連はしておらず、映画オリジナルのストーリーが中心になっています。
これらを踏まえると、原作と映画の関連性としては以下の様になりますね。
- 小説『孤狼の血』(2015年刊行) ← 映画『孤狼の血』(2018年公開)
- 小説『凶犬の眼』(2018年刊行)
- 小説『暴虎の牙』(2020年刊行)
※スピンオフ的な位置付け→映画『孤狼の血 LEVEL2』(2021年公開)
映画の続編はある?LEVEL3?

シリーズ第3作目(LEVEL3?)について、ニュースでは製作中と2021年くらいの記事では出ていましたが、個人的には可能性は低いんじゃないかなと思っています。
というのも、このニュースが出たのが2021年で、当時『孤狼の血 LEVEL2』が上映されていたタイミング。興行収入も好調で、結果的に鈴木亮平が日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞するなど、かなりの成績を残していました。
ですが、原作の小説が3つあるのに対し、2・3をやらずに先にスピンオフになるのは、なかなか原作に戻すのに軌道修正が必要だったりと難しさはありそうです。また、最近では監督の白石和彌監督から、あまり進んでいないとの発言があったり。
『孤狼の血』3弾に役所広司カムバックの可能性 役所「そんなことがあったらびっくり」、白石監督「戻ってきてもらいたい思いがある」(シネマトゥデイ) – Yahoo!ニュース
そんなこんなで続編の可能性をあれやこれやと口出ししていますが、最近の発言で第3作目の製作が言及されていること自体はとても嬉しいです!LEVEL2の最後からどうなるのか、気になるところです。
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